1984年、アメリカ海軍の元パイロット、ロバートアップルゲートのもとに、一人の歴史研究家が訪ねる。彼は、愛媛県久良湾で引き上げられた旧日本軍最強の戦闘機「紫電改」の写真を見せ、この戦闘機を撃墜したのはあなただと告げた。操縦していたのは、後に「空の宮本武蔵」と呼ばれることになる名パイロット武藤金義であると言う。 自分が撃墜したのはどんな男だったのか。調べるうちにアップルゲートは、武藤金義も日中戦争で中国空軍の英雄であるパイロット楽以琴（ガクイキン）を撃墜していたことを知る。 中国の英雄を日本の英雄が撃ち落とし、その日本の英雄をアメリカ人である自分が撃ち落とす。3人のパイロットの不思議な因縁を感じたアップルゲートは、大空に散った2人の人生を知る旅に出た……。 展开>> << 收起

物語は１９８８年の秋。美空ひばり、最後の歌となった『川の流れのように』レコーディングの一日から始まる。ミキサー助手栗原新子（門脇麦）のもとに父勝利（滝藤賢一）危篤の電話が入る。新子は、家族と美空ひばりの歌に不思議な縁があることを思い返す。１９５０年「東京キッド」１９６７年「真赤な太陽」１９８８年「川の流れのように」戦後、焼け野原にあらわれた歌姫美空ひばりの歌とともに生きたある家族三代の物語。 展开>> << 收起